☆お見舞いに来てください☆


「メガネ、邪魔です……」


手を伸ばして彼からメガネを外した。
素直になれない私はそんな言動で誤魔化した。

本当は欲しい。今すぐ欲しい。
そう思うけど、それを口にする勇気はまだなく、ただ彼の瞳を真っ直ぐ見つめ、乱れる呼吸を繰り返す。

だけど体は正直だ。


「もっとキスを…」

「しようか」


言い終わる前にコツンと額同士がくっついた。
お互いの気持ちは一緒だ。
引き寄せられるようキスをして、次の段階に期待を膨らませる。
先生はちゃんと分かってる。
だからこんなにも私を煽るのが上手い。


「もっと触れていい?」


聞いてる途中で触れてきた。

彼の手が私の返事を待たず、ウエストの部分を撫で上げる。
やっぱり先生はその気にさせるのが上手い。
柔らかにじらすように撫でる先生の手。
けどそれが無性にもどかしく。


「もっと…」


だから自分から口付けた。
なんかもう破砕した。
嬉しそうに笑った先生にその後全てもっていかれ、完全に彼の腕の中に落ちていく。


「好きだよ。俺だけを見て」


先生の言葉は媚薬だ。

気付けばベッドの上で、彼の温もりに包まれる。
脳内に響くのは彼から囁かれる甘い言葉。

思考が麻痺し、体が溶かされる。
もつれ合うように抱き締め合いながら、極上の夜を堪能した。