☆お見舞いに来てください☆


堕ちて、堕とされる。
もう無理だった。
そのままもう片方の手で腰を引かれ体を密着させられれば、込み上げる涙が嬉しさへと変わっていく。

そう実感した私は自然と先生を受け入れていた。
肩にしがみついた手を先生の首の後ろに回し、惜しみ無く降り注ぐキスを夢中で味わった。

先生のキスは優しく啄むものから次第に深くしっとりとしたもの変わり、私の僅かな迷いも削り取っていく。


「先生……」


息は耐え、涙でぐしゃぐしゃな私を見て先生は懲りずに「可愛い…」と言った。
そして本当に大事ものを扱うように額から顎先にかけて甘くとろけそうなキスを落とす。


「く、くすぐったいです」

「ん、わざとだからね」


何とも言えない笑顔で微笑んだ先生が再び私の唇を奪った。
それに応えるよう目を瞑ると、先生の体制が変わり二人してソファーに倒れ込む体勢になる。
温かな重みを感じて戸惑いはしたが、素直にそれが嬉しいと思った。

絡み合う舌に意識がもっていかれ、だけどそれ以上のことはしようとせず、先に進まない行為に少しもどかしさも感じた。
気づけば自分からねだるように先生の背中に腕を回し、体を密着させていた。

ーー先生ともっと触れ合いたい。そんな欲情が芽生えたとき、ずっと続いてた彼の動きが止まる。


「ふっ、今日はやけに積極的だね」

「………」

「俺が欲しい?欲しくなった?」


キスの合間少しだけ顔を離した先生が麗しい顔してそんなことを言う。
罪作りというのはこういうことだ。
自分の心を見透かされたようで、羞恥心から身体中が熱くなるのを感じたけど、それを誤魔化すように困った笑みを向ける。