「返事がないなら連れ込んじゃうよ」
「………」
くすり笑った彼が呆然とする私を抱き寄せながら、本当に中へと進む。どうしよう…。なんて考える暇もなかった。
だって凄い。凄すぎる。
視界に入ってくる部屋のインテリア、その豪華すぎる装飾に目を輝かせない訳がない。
「…わぁ……」
まさに夢の国の延長。まるでここが日本だと忘れさせてくれるほどの空間に私は思わず両手で口を押さえる。
何なのここ、圧倒されすぎて言葉にならない。
以前テレビの特集で見たことはあるけれど、実際こうして目の当たりにするとゾクゾクっと鳥肌さえ立ってくる。
「気に入ってくれた?」
コクコクと素直に頷いた。
これを見て頷かない人っているの?気に入らない訳がない。
むしろこれは現実なの?と頬っぺたをつねりたくなった。
「前に言ってたでしょ?死ぬまでに一度でいいからここに泊まってみたいって」
「お、覚えててくれたんですか?」
「だてに友達やってないからね。4年の友情を甘くみないでくれる?」
「先生……」
「ほら、せっかくだから部屋の隅々まで見てみようか?なんだっけ所々に隠れキャラがいるんでしょ?」



