☆お見舞いに来てください☆


「やっと先生も一歩踏み出せたんだもん。このチャンスに命でも賭けてるんじゃない?」


言い方がとっても引っかかる…
もしかして秀先生の気持ちを以前から知ってたのだろうか?
やたらニコニコしたり顔。そんな表情発言を向けられて私はムーっと眉を寄せる。


「もしかして全部分かってた?だから今回のことを仕組んだの?」

「もちろん。たぶん先生の気持ちに気付いてなかったのは未来だけなんじゃない?鈍感なあんたが罪作りなんだよ」


てことは椎名先生も?知らなかったのは私だけ?
皆してぐるだったんだ…
そんな事実に頭が重くなる。


「言っときますけど、別に口裏合わせてた訳じゃないからね」

「うっ、それでも酷いよっ、三月さんだけは私の味方だと思ってたのに…」

「だから前にも言ったでしょ?私は未来が幸せになれる方の味方なんだって。そもそも今の未来にそんな事言える資格あるの?先生とちゃっかり旅行してきちゃったくせに…。あ、お土産ありがとね」


先ほどあげたばかりの袋を手に持ち、嬉しそうに目の前に掲げる。
それは定番のクランチチョコレートと愛心ちゃんへのプレゼントのディズニーキャラクターのぬいぐるみだ。