☆お見舞いに来てください☆


ーーそして現在。

そんな思いで今俺は彼女の側にいる。強引に俺の家にまで連れ込み住まわせていることを許してほしい。


……が、俺も本気だ。

好きだと思いを告げた今、俺はもう自分の気持ちを抑えることはしない。
彼女が欲しい。それだけ。

例えここから時間がかかろうが、4年も待ったんだ。ある程度の覚悟はできている。
彼女を俺の腕の中に納めたい。


「……先生?最近嬉しそうですね。何かいいことありました?」

「それはもちろん。未来ちゃんがいるからね」

「え……」


切ったばかりの林檎を持ち、テーブルに置いた彼女に笑いかけた。
俺は椅子から立ち上がり、一瞬固まった未来ちゃんの手を掴む。


「家に帰ったら好きな人がいるのっていいね。何よりの癒しだよ」


その手を握り、そっと抱き寄せる。強張る彼女の耳朶に唇を寄せれば分かりやすく狼狽えた。


「わ、私は癒されませませんっ!こんなことされたら…」

「大丈夫、すぐに慣れるよ」


耳まで真っ赤。たじろぐ姿が可愛すぎてつい、苛めたくなる。


「こんなのは序の口だよ。早く俺を好きになればいいのに」


俺を好きになれ。
そしたらもっと甘やかしてあげる。
もっともっと大切にするよ?
俺の気持ちはこんなもんじゃないっていうのをこれからどんどん見せつけるから。


「ねぇ、キスしていい?」

「り、林檎を食べてくださいっ」

「それより未来ちゃんの唇の方が赤く熟れてて美味しそう」

「……っ…!」


もう止まれない。
これは戦いだ。
拒まれるならとことん追い詰めるべし。
どんなことがあったって離しはしない。


俺の片想いは今も尚、継続中…