ーー朝方、意識を失ったように眠る彼女を眺め少しやり過ぎたと反省したものの、沸き上がる愛しさが止まらない。
今だ興奮覚めやまぬ俺に眠気なんて襲ってくるはずもなく。上半身起こし、彼女を見つめながら何度も頭を撫でた。
なんだろう、この悩殺的に可愛い生き物は。
ずっとくっついていたくなる。
こんな気持ちが俺の中にあるだなんて意外だ。
いや、ここまでの思いは初めてかもしれない。自分でも驚く感情に笑いたくなった。
やっと彼女と触れ合えた幸福感と、感情のままに突き進んだという複雑な思い。
ただ、こんな気持ちに満たされるのは今だけだと不安も募る。
きっとこの後未来ちゃんは俺と寝たことに後悔するかもしれない。
あくまで昨日はお酒の勢いだ。
そうであってはほしくはないが、彼女の性格からしてそれが十分に予想されるから俺もこの後慎重になる。
だが、例え後悔されたとしても離せない。
離してやらない。
俺はもう彼女を奪うと決めた。
元彼にまだ未練があろうと俺は怯むつもりはない。
じわりじわり追い詰めて、彼女をものにする。俺が幸せにする。絶対に。



