☆お見舞いに来てください☆


それからは熱に浮かされたような感覚だった。

彼女にねだられ初めて唇を重ね合わせた時、こんなにも幸せなことがあるのかと思った。
どわっと4年分の思いが溢れてくる。
触れたくて、味わいたくて、夢中で彼女の唇をむさぼった。


「んっ、……せんせっ」

「可愛い、もっとキスしたい」


寝室に入るとすぐ、彼女を壁に押し付けて涙交じりの目尻にキスを落とす。
それだけじゃ足りるはずもなく、瞼に頬、鼻筋へといたる所に口付ける。


「…く、くすぐった……」

「ごめんね。優しくしたいんだけど、余裕が……」


再び奪うようにして口を塞いだ。
ビクンと震える頬に両手を添えて、何も考えられなくするよう彼女の自由を奪っていく。

夢中で抱き合い、俺達はお互いの服を脱がしながらベッドに流れ込む。

下着姿の彼女に覆い被さると、その妄りがましい姿にごくりと生唾を飲み込んだ。


「未来ちゃん」


その姿に目を奪われる。
女性の下着姿をみてこんなに高ぶりを感じたことはない。


「寒い?」

「少し…」

「安心して、すぐに温かくなるよ」

「…わ、たし……」

「大丈夫、何も考えなくていいから」


指と指を絡ませて、未来ちゃんを上から甘く包み込む瞳で見下ろした。


「今は俺のことだけ考えて。何もかも忘れさせてあげるから」

「……っ……」

「今は俺だけを……」




その夜、俺は優しい友達を止めた。