☆お見舞いに来てください☆


そんなことを考える俺はもちろん大人げないが、今なら昔言ってた陽生の言葉が分かる気がした。


「自分の気持ちが伝わらないのってけっこうしんどいな」


こいつもこいつで果歩ちゃん片想いしてるときは十分苦しんだ。というのを知っている。


「ま、お前の場合は消極的すぎたろ。まずは自分の気持ちを伝えてもっと積極的にいかないと」

「ありがたいお言葉だが俺はお前とは違う。一応節操があるタイプなんで」


所々で釘を指しておく。
昔から何かと気が合う相手だが、恋愛面においての行動パターンは真逆だ。
色々と突っ込みたいところがあるが、あえて言わずここは嫌みなくスルーする。


「その時がきたら俺もちゃんとするよ。いざという時は応援よろしく」


その時とはいつなのか、正直考えものだが俺には俺のペースがある。そして彼女にもタイミングというものがあるわけで、果たして俺の恋は実るのか。
不安定な状況に切なさは募る。

だが今はまだ我慢できる。
けどいつか抑えが効かない時がきたら俺は…?

今の安定した友情関係を壊すことができるだろうか?

そう停滞しつつ、陽生との酒を楽しんだ。