☆お見舞いに来てください☆


そして彼女は予想以上にもてる。

普段穏やかでおっとりした彼女は料理も上手い。
その上人当たりもよく外見も可愛いい未来ちゃんは男からのうけがいい。まさにお嫁さんにしたいタイプだろう。

それを物語るように彼女はあまり間をおかずに恋人が出来る。
それを知るたび、俺は醜い嫉妬の波に呑まれ、何も行動に移せない自分に苛立った。

以外にも恋多き彼女だけれど、けっして男にだらしがない訳じゃない。
付き合う男性に対し常に真剣で、彼女なりに幸せになりたいと頑張っていたからだ。

強いていう欠点は彼女には男を見る目が少し欠けているということ。

どうしてか癖のある男をいつも選ぶような気がした。

その度に彼女は悩み、涙し、俺は相談相手になっていた。
それがいいのか悪いのか、


「大丈夫、未来ちゃんなら他にもっといい人がいるよ」


ここに…
とは言えず、彼女の心の拠り所になっていく。

それが嬉しくもあり、寂しくもあったが、俺の前だけは本音を見せてくれる。
隙を見せ、頬を赤らめ油断した顔は最高に可愛かった。


「不思議、先生にはなんでも話せちゃうの」


そんな罪作りな未来ちゃんに何度心揺さぶられたことだろう。

きっと彼女にとって俺は特別な友達。
それだけは分かるからこの関係は苦しくも満更じゃない。

恋人以上に心許してくれるこのポジションは自分の意思に反して誇らしくもあった。