☆お見舞いに来てください☆


自分にこんな感情がまだ残ってるとは思わなかった。

離婚して2年、恋愛なんて暫く面倒だと思っていたはずなのに、恋の目覚めは意外にもすんなり訪れた。

ごく自然に息をするように彼女は俺の中に入ってきて、魅了する。
しかもまだ20になったばかりの相手だぞ。
その事実に複雑な思いを抱えながらも、彼女への気持ちは確実に膨らんでいく。

日に日に可愛さは増し、彼女からの電話が何よりも楽しみになった。

ただ、俺はあくまでも受け身。
自分からはあまり行動を示せなかった。

一度失敗してる身だけあり慎重になる。欲望のままに行動することができるのは20代までだ。

しかもこんなに年の離れた相手を想うのは初めてで、どう扱ったらいいのか分からない。それが本音。

色んな葛藤を繰り返しながらも、未来ちゃんと会える時は嬉しかった。

ささやかな時間に幸福を感じ、頼られることに喜びを感じた。

けど、その反面友達としか見てもらえないことに苦しんだ。
彼女が見せる笑顔はあくまで頼れる兄としてのもので、恋愛感情じゃない。

俺は優しい友人だった。