☆お見舞いに来てください☆


屈託のないキラキラとした笑顔に花が咲く。

瞳いっぱいに涙を浮かべ、まばゆいばかりの幸せそうな表情を見せられて、俺は不意打ちを食らったようにその場で固まった。
目を見開き、言葉を見失う。



「………」

ゾクリ、顔の中心に熱が集まってくるのが分かり、鼓動が高まる。

"大好き" だなんて、友達として。人として主治医としてだということは分かってる。
特別な感情なんてない。
だけどこれは無理だ。心臓を鷲掴みにされる。

子供のような無邪気な顔に思考も心も全てもっていかれそうで、


……たぶん、ここで恋に落ちた。

俺は彼女への思いをしっかり自覚して、誤魔化し切れない感情に胸が高ぶった。

彼女は友達なんかじゃない。
ましてや妹でも…

焦った。此処が病院じゃなかったら、間違いなく俺は目の前の彼女の体を引き寄せ腕の中に抱き止めていたことだろう。

視界に看護師の姿が入り、それを寸前のところで押し止めた。