でも人は人、自分は自分。
璃子にとっては水嶋さんが誰より素敵に見える。
「ま、私と璃子のタイプが被らないからその辺は安心だけどね」
「だってユマちゃんをライバルにしたらちょっと怖そうだもん」
「確かに、璃子なんて一発で潰しちゃうよ」
「ひゃあ〜」
笑いながらフードコートを後にする。
最後にふと水嶋さんを見ると、彼もまた偶然にも璃子に気づいたようだった。
あ…
ペコリ、軽くお辞儀をした璃子はニコリと笑う。
それを見た水嶋もまた同じように爽やかな笑みを返す。
そんな二人のやり取りを横で見ていたマユは何かピンときたようにニヤリと含み笑いを浮かべた。
「なんかいい感じじゃない?」
「へっ?」
「前から思ってたけど、璃子と水嶋さんって実は両思いなんじゃないの?」
「はっ、まさかっ!」
ナイナイナイ!と大袈裟にジェスチャーしたものの、隣のマユはどうしてかニヤリと意味深に笑ってくる。



