☆お見舞いに来てください☆


そんな彼女も俺の発言を聞いてビックリしたように眉を上げた。


「うそ、そんなに違うんですか?意外。先生もっと若く見えますよ?」


これは社交辞令なんだろうか?
お世辞だとしても何となく嬉しい。
彼女が必死で俺を立て、庇おうとする姿がやたら可愛く見える。


「ごめんね、こんなおっさんと食事なんてほんとうは嫌だった?」

「まさかっ!私の方こそ子供過ぎてすみません。一応頑張ってこれでも大人っぽい服装を選んできたつもりなんですけど……って、あっ」


彼女が"しまった"と口元を手で押さえる。
言うつもりはなかったのだろう。
何を正直に暴露してんだろうと言う表情丸出しで、俺から顔を反らす。すでに顔は真っ赤。


「はは、俺の為にお洒落してくれたんだ」

「ちがっ、いや、これはその……」


可愛すぎる反応に笑いが止まらなくなった。
なんだろうこの意地らしい生き物は。
なんて柄にもなく思ってしまい、素直に嬉しさが込み上げる。

横にいる彼女に朝から不意討ちで癒された。
俺の為に…とか、そういう行動をされると内心ドキッとさせられる。


「どおりで今日はいつもと雰囲気が違うと思った。うん、可愛いよ」


さらりと出た自分に驚いた。けど嘘じゃない。
彼女につられるように俺も恥ずかしさを覚えたけど、それ以上に彼女はたじだじ。
ついには両手で顔を覆い、俯いてしまう。