☆お見舞いに来てください☆


それからも未来ちゃんの質問攻撃は続いたけど、それが面倒になることは一度もなかった。

むしろ楽しい。
それが2ヶ月3ヶ月と経てば不思議と彼女からの電話が待ち遠しく思える俺がいた。

そんな時、椎名家でホームパーティーが開かれることになり、俺は少し遅れながらもそれに参加する。

もちろんそこには未来ちゃんの姿もあり、お互い顔を合わせるとにこやかな挨拶を交わした。


「先生、いつもお世話になってます」


少し恥ずかしそうにはにかんだ未来ちゃんに俺もつられるように笑顔になる。
この時話もスムーズ。お互いけっこう砕けた関係になっていた。


「先生聞いてください。この前教えてもらった料理のレシピ、あれからすぐに作ったら三月さんから大絶賛でした」

「へぇ、もう作ったの?すごいね。それは良かった」


妊娠8ヶ月になった果歩ちゃんはお腹も一段と大きくなり、最近そのせいで胃が圧迫せれるため食欲が少し落ちたらしい。

それを心配した未来ちゃんが俺に相談し、今の話になる。


「食べやすいって喜んでました」

「そう、なら安心だ」


その後果歩ちゃんからもお礼を言われ、俺も素直に嬉しくなる。
ここまで頼りにされれば俺も医者日和に尽きるわけで、順調に子供が育ってくれればこんなに嬉しいことはない。