きっと彼女はまたやってくる。
この調子じゃ次というより、出産するまでこうして度々俺の前に顔を出すかもしれない。
そう思った俺は彼女が少しでも安心できるようにそんな行動をとっていた。
もちろん普通はこんなことはしない。
けれど彼女は親友の友達だ。
さすがに見て見ぬふりをすることはできなかった。
「ありがとうございます!」
彼女が今日一番の笑顔で笑う。
そう、ここから…
未来ちゃんとの関係性がぐっと近くなったのは今思えばここからだった。
それからと言うもの彼女は本当によく俺に連絡をしてくるようになった。
まるで講師と生徒のような関係。
栄養管理や出産に向けての心構え、それが例え些細なことでも彼女は人一倍熱心に俺から情報を得て必死に果歩ちゃんの役に立とうとしていた。
だからなのか、むしろ当事者の果歩ちゃんより未来ちゃんの方が果歩ちゃんの体のことをよく分かってるように見えた。



