そしてそれ以外の質問もポンポン出され、俺は彼女が安心するように一つ一つ丁寧に答えていく。
ということを繰り返していき、気が付けば1時間以上の時間を費やしていたことに驚いた。
今日はタイミングよくこの時間急なお産もなく、ゆったりとした時間がもてたらしい。
「ありがとうございます。助かりました」
とりあえず聞きたいことは全部聞けたらしい彼女がホッとしたように笑顔を見せた。
「どういたしまして。他にはもう大丈夫?」
「はい。今日のところは…」
それを聞いて俺はふいに思い立ち、机に置いてあったメモ用紙とボールペンを手に取った。
そしてすらすらと白い紙にペンを滑らせていく。
「これ、俺の携帯の番号。良かったら登録しといて」
一瞬キョトンとした顔になった未来ちゃんに俺は若干の含み笑いを向ける。
「また不安なことがあったらいつでも連絡しておいで。毎回此処まで足を運ぶのは大変でしょ。電話なら気軽にその場でできるしね」
「い、いいんですか?」
「もちろん。未来ちゃんは特別。陽生の友達だからね。もし電話に出られなくてもちゃんと後でかけ直すから安心していいよ」



