☆お見舞いに来てください☆


雅也は苦笑いしながらテーブルに置いてあった麦茶を飲んだ。

私達はローテーブルを挟み向かい合い、ラグマットの上に座ってる。



「逆にあの先生に同情した。いつもどんな思いで未来の隣にいたんだろうなって。未来は頑なに友達だって言い張ってるし」

「それは……」


まさか雅也にそんなことを言われるなんて思ってなかったけれど、次に発せられた一言で視線は一点に止まる。


「見て思った。あの人は友達なんかで終わらせたらもったいねーよ。お前後悔するぞ」

「なによそれ……」

「男として俺からの忠告」


雅也はニヤリと笑った。
それを聞いて一瞬眉を寄せる。


「ねぇ、そういえばあの時さ、私が荷物取りに行った時先生と何話してたの?先生に何か言われたりしたの?」


思わずそう斬り込んだ。

だってずっと気になっていた。

あの時雅也はすごく疲れた顔をしていたし、何だかただならぬ雰囲気だったから。


「知りたい?」
「……ん」


だけど雅也は私の顔を見つめて「ヒミツ」と憎らしくもったいぶることをした。

悪戯な間をあけながら、聞きたいなら直接本人から聞けよ…なんて、私から視線を反らす。