「彼女を守りたいと思ってる。この俺が」
そう告げられた時、誰もが秀先生から目を離せなかった。
強い意思に熱い意気込みは真剣そのもの。
………先生?
「もしかしたら、彼女は一筋縄ではいかないかもですよ?今まで傷付いた分ひどく臆病になってると思うので」
「それも承知の上だよ。そういうのも全部含めて彼女と向き合いたいと思ってる」
これには驚いて「せんせ……」と思わず声を漏らしてしまった。
それに気付いた彼はすぐに私と視線を合わせ、今日一番の甘い眼差しをくれる。
「未来ちゃん、1度俺にチャンスをくれないかな?絶対損はさせないから」
「………」
瞬きをするのを忘れ、先生を見つめた。
ドクドクと、
ヤバイぐらい心臓が波打ってくる。
その隣で三月さんがふっと緩やかに肩の力を抜くのが分かった。
「分かりました。そこまで言うならいいですよ。先生の好きにしてください」
さっきの冷たい表情が嘘のように穏やかな口調に変わった三月さん。
これにはえっと、驚いたけれど、
「期限は3ヶ月です。それまでに後藤の気持ちを変えられなかったら、すみやかにまた私達の元へ帰して貰いますよ?」



