☆お見舞いに来てください☆


「うそでしょ……」

「嘘でこんなこと言えないよ」


方針状態の私にどこか吹っ切れた様子の先生が苦笑いを浮かべる。

私はもう瞬きすることもできず、何が何だか分からなくなりながらも、自然と声が上がる。


「な、なんでもっと早く言ってくれなかったんですか!?」


だって、知ってたら先生に恋愛相談なんてしていなかった。
そんな無神経なことしなかったと思う。

だけれどそれは全部今となってからこそ言えることであって、その時の私はこうなることを予想していない。


「いや、そう言われてもねぇ」


先生は急に困ったように眉を下げた。


「だってさ、未来ちゃんには常に恋人いたし、変に邪魔しちゃ悪いかと思って」

「………」


それを言われたら返す言葉がないけれど、でも、でもさ。

気付けなかった私も悪いけど、今までの先生の気持ちを思うと、どんな心境で私の恋愛相談にのってくれてたのかなって、申し訳なさが込み上げてくる。


「な、なんか色々とごめんなさい……」

「だから別に謝ってほしい訳じゃないんだけどね」


先生はそう言ってやっぱり困ったように私の顔を覗き込む。