☆お見舞いに来てください☆


「未来ちゃん」

「……っ!」


これには仰天しそうな勢いだ。

彼がどんな思いからこんなことをするのか分からないけれど。

極度の緊張と焦りから不覚にも面食らい、可笑しいぐらいたじたじだ。

だけれど先生はまるで逃がさないというよいに、ただ真っ直ぐそんな私に触れてくる。


「何もそんなに構えなくても…。ほら、俺達1度仲良く抱き合った仲なんだし」

「か、からかわないでくださいっ…」

「からかってなんかないよ。俺は真剣だよ」


ピシャリ、言いきられて冷静さを完全に見失う。

だけどこのままじゃ駄目だ。

先生の容赦ない追い込みに混乱気味たけど、ちゃんとこの前のことを謝らなきゃ。

私の口からちゃんと…。



「あのっ、その事なんですけど!」


私はそう言って恥を忍んで勢いよく頭を下げた。


「その節は本当にすみませんでした。反省してます。少し先生に甘えすぎてました!」


今思い返しても恥ずかしくてたまらない。

でもしてしまったことはもう取り消せない。

だから誠実に、ここはきちんと誠意を持って言葉にしなきゃと思ったのに、先生からの返答は深いため息のようなものだった。