☆お見舞いに来てください☆


「えっと、もう一本飲んじゃおうかな?せ、先生も飲みます?」


慌てて彼から視線をそらし、今の緊張からも逃れようと試みた。

先生はそんな私をやっぱり静かに観察するように見てたけど、それに気付かないふりをして彼の前に新しいビールを置いた。


「ありがとう」

「いえ……」


と言葉を返しながらやっぱり心はヘルプミー。

三月さんお願い、誰でもいいから早く帰って来て。

そう思いながらも現実はそんなに甘くない。

そう言えば今日、朝のテレビの占いで今まで逃げていた壁にぶつかりそう。だなんて運勢は最下位だったことを思い出した。

そうなると、ここはもう観念するとこなのかも?こうなったらちゃんと向き合わなきゃいけないのかもしれない。



「あの……」

「未来ちゃん」


声をかけようとして、先生の言葉に被せられた。

名前を呼ばれ、思わず顔を上げるとやっぱり穏やかな先生の表情とぶつかり合う。


「元気だった?」

「えっ、……はい…」

「なんかこうして未来ちゃんの顔ちゃんと見るの久しぶりだな。嬉しいよ。ずっと会いたかったから」

「えっ……」


そんなことを言われて驚いた。

「どう?そろそろ整理はついた?」なんて続けて言葉をむ向けられて、私はあからさまな態度で言葉を詰まらせてしまう。