「とりあえずさ、後藤は後藤なりに今頑張って話し合いを繰り返してるから、私達はもう少し見守ってあげよう?あ、ほら。二人にしか分からないこととかもあるだろうし」
「まぁ、そうだけど……」
椎名先生はそれでいいのかと、すごく心配した素振りを見せてくれたけど、三月さんの言い分にも少なからず納得してくれたようだ。
「でもさ、彼の行動がこれ以上酷くなるようなら遠慮なく相談して?俺達もちゃんと手助けしてあげるから」
「……ありがとうございます……」
秀先生は何を思ってるのか、ずっと黙ったままだった。
もう視線は気にならなかったけれど、隣から感じる空気感?というものの質が来た時よりも随分クールなものに変化しているように思える。
「あ、ごめん、優斗が泣きだしたっ」
だけどその時、頼りの三月さんが急に席を立ってしまった。
優斗くんの泣き声を聞いて私にごめん、と手でジェスチャーしながら寝室へと姿を消してしまう。
そんな姿を心細く思いながら、次なる瞬間更なる試練が私に襲いかかる。
「じゃあ俺も一旦お風呂に入ってくるよ。二人はそのまま遠慮なくゆっくりしてて。秀、なんならお前も泊まってくか?」
………えっ?



