たぶんきっと、誘いたくなかったのだ。
雅也を私達の仲に入れることに対して無意識な違和感。抵抗感を抱いてた。
私達4人にある友情、絆はあくまでも私達4人のもので、
その中に他の誰かを招き入れたくない。
三月さん、椎名先生、秀先生、そして私。
その4人の関係性がとても大好きで、すごく大切で…、
雅也の言うとおりだ。
私は知らぬまに雅也を遠ざけ、拒絶していたのかもしれない。
「よく二人で飲みにも行ってたよな?大事なことはいつだってその皆川ってやつに相談してたんじゃないの?」
「…それは……」
「本当にそいつとは何もないわけ?」
「あ、当たり前でしょ!せ、先生は友達だから」
声が震えそうになり、もう一度手を力強く握り締めた。
……そう、先生は友達。
だから何でも話してた。
それに彼は職場の尊敬する上司なわけで、仕事に対しての悩みや不安などはいつも彼に聞いてもらっていた。
でもそれはあくまでも信頼し、頼れる友達だからで、多少の憧れはあったものの、色恋のある感情はなかったはずだ。



