「うちの病院で学んでみる?」
そして、そう言ってくれたのは秀先生。
資格を取る上で彼に相談していたら、良かったらうちにおいでよと気前よく提案してくれた。
病院には助産師の仕事をしながら、ベビーマッサージの資格を持った人が沢山いる。
だからこそ勉強のしがいがあるよ。なんて言ってくれて、順調に資格を収得したのち、彼は宣言通り私を迎え入れてくれた。
「おはようございます。今日もよろしくお願いします」
いつものようにナースステーションに入り、看護婦さん達に挨拶をする。
だけど私は看護婦ではないし、正規の社員ではないから、ちゃんとしたカンファレンスには参加はしないけど、ベビーマッサージ担当主任の田中さんと今日の打ち合わせをする。
そして一通りのスケジュールを話しを終え、スタジオに向かう途中分娩室から出てくる秀先生と出会した。
その瞬間ドキリ、心臓が跳び跳ねる。
普段スタジオにいるせいか彼とはあまり顔を合わすことはないが、たまにこうしてバッタリ鉢合わせすることもある。
運が悪いことに今日はその日だったようで。
き、きまずい…
そう思っても出会ってしまったのはしょうがない。



