………えっ?
頭上から響いた声にハッと動きを止めた。
それはまさしく聞いたことのある声で、
一瞬まさかと自分の耳を疑ったが、聞き覚えのあるルフネームに一か八か、恐る恐る顔を上げた璃子は「はっ?」と今日一番の驚きを見せた。
「み、水嶋さん!?」
ええっ!?
もしや亡霊でも見てるのだろうか?
さっきから水嶋のことばかり考えていたせいか、これは璃子の都合のいい残像なのか、それとも自分の目がおかしくなってしまったのか…、
「僕は本物ですよ仁科さん。まぁ、驚かれるのは無理もないと思いますが、でも今日は来てもらえて良かった。とても嬉しいです」
「!!?」
もはや言葉が出なかった。
周りの静かな空気も関わらず、ダンッとその場に勢いよく立ってしまった。
当然ながら、見開いた目を閉じることさえできやしない。
いったいこれは…



