ふたりして、顔がぼっと赤くなった。
「…ゆでダコみたいだよ」
「…お前も人のこと言えないからな?」
「加賀より赤くないもん…!」
お互い、なんだか笑いがこみ上げてきて肩を震わせながらクスクス笑った。
真っ赤な加賀と対峙していると、加賀からの“好き”が表されているみたいでなんとなく嬉しく感じる。
…両思いって素晴らしい。リア充最高。
「ていうか、加賀さ、」
すこしの間、顔を見合ってニヤニヤして、バカップルぶりを発揮していたけど、…重要なことに気がついた。
そのことに気づいたときにはもう、窓から見える景色は星が輝く夜空で。
加賀と話しだしてからかなりの時間が経過したことがうかがえる。

