今日もボールを追いかける。




「……は?」


「……え?」


「…言われなくても分かってんなら、聞かないんだけど」



ぽかーん。そんな言葉が似合う加賀の表情に、あたしもぽかーんとした。


気まずい沈黙が流れる。


…いや、だって、あの。


さすがに、分からない…?



「はぁぁぁ…」


「え、ど、どうした?」



あまりの衝撃に、大げさにため息をつきながらしゃがみこんだ。


加賀は、とういうと、あたしの頭のはるか上でアワアワしている。


…ため息の理由もしゃがみこんだ理由も、なんにも分かってないんだろうな…


なんだろう、コレ。虚しすぎて、涙も出てこないよ…



はぁ…


…加賀の鈍感、なめてた。