今日もボールを追いかける。




コツンと、おでことおでこがくっついた。



「…顔、赤いけど」


「……っ…分かってる…!」



そんなこと、加賀に言われなくても分かっていたけど、指摘されると体の底がムズムズしてそろりと目を逸らした。



ほんのすこしでも動いたら唇が触れてしまいそうな、そんな距離にいるんだから。


赤くなっちゃったって、しかたないじゃんか。だって、ドキドキ、するんだもん。


それに、

好きなんだもん……加賀のこと。



「青木は?」


「………え、」


「俺ってどんな存在?てか、どう思ってる?」


「…どう思ってるって、そんなの、言われなくても分かるでしょ?」



こそばゆい気持ちを我慢して、ゆっくり目を合わせた。