✯April✯ 16日
☆転校2日目☆
今朝はバスに乗り遅れることなく、高校に着いた。
玄関に入ると、遠野瑞季が友達と一緒に話している姿を見つけた。
僕「遠野さん、おはよう。」
瑞「あ!山上君、おはよう。今日は遅刻
しなかったね。」
彼女は笑顔でそう言った。そして、彼女と一緒にいる友達の姿を見て僕はドキッとした。あのドレスの子がいたのだ。
瑞「そうだ、結は初めて会うんだよね。
彼ね、ウチのクラスに転校してきた
山上大知君。」
結「転校生?」
僕「山上大知て言います。」
(あれ?ちょっと待てよ。今、遠野さん、初めて会うって言った?)
僕が笑顔で挨拶をするのに対し、結と呼ばれたその子は少し表情が暗くなった気がした。気のせいか、昨日のあのドレスの子とはなんだか印象が違うような・・・。
瑞「それから、この子は永原結ちゃん。
私達と同じクラスで、昨日は学校
休んでたから、会うのは初めてだ
よね。」
彼女はそう言いながら、僕に永原結という名前のその子を紹介してくれた。
(あのドレスの子とは別人?妹の方だったんだ・・・。勘違いするところだった。)
僕達がそんなやりとりをしていると、そこに1人の男子生徒が近付いてきて、
男子生徒「瑞季、おはよう。」
瑞「友!おはよう。」
男子生徒「あれ?君って昨日ここで会っ
た転校生?」
僕「!」
瑞「あ!そうそう。山上君に紹介して
あげるね。この人は、結のお兄さん
で、永原友君。私と同じ演劇部の
メンバーなの。」
友「昨日は部活紹介楽しんでもらえた
かな?みんなからは好評価だった
んだけど・・・。」
僕「・・・。」
結「・・・友、もしかして、またあの格好
でみんなの前で何かやったの?」
友「・・・だって、結に似てるって、すご
く人気なんだよ。ウチの部には、腕
の良いメイクさんがいるしね。」
瑞「やだ!それホメ過ぎ!超嬉しい!!」
僕は、だんだん話の展開がわからなくなっていった。
結「・・・ねぇ、山上君が私達の話につい
ていけなくなってるみたいだよ。」
瑞「あぁ、ごめんね、山上君。えっと、
簡単に説明すると、昨日ここで私
と一緒にいたドレスの子は、私が
メイクをして女装させた友の方な
の。友が女装すると結とそっくり
になるから、みんな面白がってく
れるんだよね。・・・て、聞いてる?」
僕「ウソだろ・・・。」
僕はあまりのショックに、それ以上何も言えず固まってしまった。
転校からわずか2日目、僕は、思いもよらない形で失恋した。
それは、始まりかけていた恋だった・・・。
☆転校2日目☆
今朝はバスに乗り遅れることなく、高校に着いた。
玄関に入ると、遠野瑞季が友達と一緒に話している姿を見つけた。
僕「遠野さん、おはよう。」
瑞「あ!山上君、おはよう。今日は遅刻
しなかったね。」
彼女は笑顔でそう言った。そして、彼女と一緒にいる友達の姿を見て僕はドキッとした。あのドレスの子がいたのだ。
瑞「そうだ、結は初めて会うんだよね。
彼ね、ウチのクラスに転校してきた
山上大知君。」
結「転校生?」
僕「山上大知て言います。」
(あれ?ちょっと待てよ。今、遠野さん、初めて会うって言った?)
僕が笑顔で挨拶をするのに対し、結と呼ばれたその子は少し表情が暗くなった気がした。気のせいか、昨日のあのドレスの子とはなんだか印象が違うような・・・。
瑞「それから、この子は永原結ちゃん。
私達と同じクラスで、昨日は学校
休んでたから、会うのは初めてだ
よね。」
彼女はそう言いながら、僕に永原結という名前のその子を紹介してくれた。
(あのドレスの子とは別人?妹の方だったんだ・・・。勘違いするところだった。)
僕達がそんなやりとりをしていると、そこに1人の男子生徒が近付いてきて、
男子生徒「瑞季、おはよう。」
瑞「友!おはよう。」
男子生徒「あれ?君って昨日ここで会っ
た転校生?」
僕「!」
瑞「あ!そうそう。山上君に紹介して
あげるね。この人は、結のお兄さん
で、永原友君。私と同じ演劇部の
メンバーなの。」
友「昨日は部活紹介楽しんでもらえた
かな?みんなからは好評価だった
んだけど・・・。」
僕「・・・。」
結「・・・友、もしかして、またあの格好
でみんなの前で何かやったの?」
友「・・・だって、結に似てるって、すご
く人気なんだよ。ウチの部には、腕
の良いメイクさんがいるしね。」
瑞「やだ!それホメ過ぎ!超嬉しい!!」
僕は、だんだん話の展開がわからなくなっていった。
結「・・・ねぇ、山上君が私達の話につい
ていけなくなってるみたいだよ。」
瑞「あぁ、ごめんね、山上君。えっと、
簡単に説明すると、昨日ここで私
と一緒にいたドレスの子は、私が
メイクをして女装させた友の方な
の。友が女装すると結とそっくり
になるから、みんな面白がってく
れるんだよね。・・・て、聞いてる?」
僕「ウソだろ・・・。」
僕はあまりのショックに、それ以上何も言えず固まってしまった。
転校からわずか2日目、僕は、思いもよらない形で失恋した。
それは、始まりかけていた恋だった・・・。

