それでも僕らは

放課後、

瑞「山上君、部活行くよ。」

僕「あ、はい。」

僕は彼女の後をついて、演劇部の部室に向かった。

部室に着くと、すでに何名かの生徒が集まっていた。
(あの子はまだ来ていないんだ。)
僕は少し残念な感じになっていた。

先「今日は、これで全員か?永原はどう
した?」

男子生徒「永原なら、早退しました。病
院に行くって言ってました。」

先「あーそうか。そういえば、妹の方が
今日退院だったな。」

男子生徒と先生のやりとりを良くわからずに聞いていた僕に、

瑞「永原ていうのは、あのドレスの子ね
。ちなみに、その子の妹はウチのク
ラスなんだよ。」

僕「そうかぁ、だから、席が1つ空いて
たんだ。」

クラスで1つだけ空いていた席の理由がこれでわかった。
(あの子は妹の退院の為に病院に行ってるのか。)
演劇部の見学を1時間ほどして、僕は下校することにした。