一目惚れだったのだろうか。 いま考えてもよくわからない事なんて、あの時の自分はわかるよしもないけれど。 すくなくとも一目惚れに似たようなものではあったと思う。 何かを感じた。 何か、を。 でもそれが恋愛感情かと問われるとそうではない気がする。 そうじゃなくて、別の何かだと思う。 暗くて 白くて、 よくわからない何か。 でもそれはとても俺にとって尊い気がした。