花菜は、眠りの中で
姉の菜奈と一緒にいた


「花菜、会いたかった」


「菜奈ちゃんなの?」
そうだと言って話した
あの頃に戻ったような気持ちになった


来る日も来る日も


「花菜、そろそろおかえり、ほら見なさいよ、あれが花菜の旦那になるひと、菜奈は、今度は花菜の子供に生まれ変わるから」


「菜奈・・・・・」
さあ行きなさいって突き放した

光りに向かって・・・・・




目を開けたら
奏太が目の前にいた


「し・・・・・ょう」て涙を流した


「やぁ、葉月おかえりずいぶん長い旅行だったな?」て頭を撫でてくれた

「ただいま、社長」