「先生、なんで俺?」



「篠田の隣に座ってたから」



ちょ、先生、変なこと言わないで…




「まぁいいよ、文化祭実行委員ぐらい」




「よし、じゃあ決まりな!
各委員会は顔合わせの為、今日の放課後集まりがあるから忘れずにな!」



先生の言葉で肩を落とすしかなかった




てか、どーしよう…



笹山くんの顔…



みれないよ…


ーーーーーーーーーーーーーーー

放課後ー



HRがおわり帰り仕度を整えて委員会に向かおうとした



「篠田、委員会行こうぜ」



「う、うん」



笹山くんにイキナリ声をかけられて肩を並べて歩く


「あのさ」



「なに?」



笹山くんから話しかけてきた



「前からおもってたんだけど篠田ってさ」



「ん?」


笹山くんが言いにくそうにしてる



もしかして…



「俺のこと嫌い?」



「え?」



「いや、あんまり俺のことすきじゃないでしょ」



『もしかしてほっちゃん?』



そう言ってくれると思った



そっか…

もうあの頃の『かいくん』は居ないんだね…