「手の動きも全て見ていたけどドアを見るだけだったわ」 「そう…なの…伊織…ごめんなさい」 「別にいいけど…ヨル…」 ヨルは多分10分もしないうちに殺されてしまうのだ。 「大丈夫だよ。アサは心配だけど私は怖くないし…ただ、また私が鏡の中から写れるかが不安だけどね。」 最後まで訳の分からないことをいう。 「おい、行くぞ」 カイリがヨルに近づこうとする。 「ちょっと待って」 ミリアがそれを止めて様子を見守る。