「メイさん...大丈夫??」 伊織が心配そうに私の顔を 覗き込む。 「ごめんね」 私は出来る限り笑ってみせた。 でも伊織に写るのは無理して笑う 私の顔だと思う。 口調が変わったのは情けない話、 メイド喫茶のどっきりだと思ったから。 香織も伊織も桜も死んでしまった人たちも 仕掛け人と思った。