【朝陽side】

「やべ、駿に電話してねぇ」




なんか話あるって言ってたっけ。



羽衣に数学を教え終わった俺は急いで自分の部屋へ。











「もしもし?駿?わりー、羽衣に数学教えてた」




『別にいーけど、お前と羽衣ちゃん土曜日暇?』





「土曜日?なんで」





『母さんがスーパーの抽選会で遊園地のチケットあてたんだけどさ。四人分あるから俺と結衣ちゃんと朝陽と羽衣ちゃんでどーかなーって』





「ふーん。俺は暇だけど羽衣と草野は知らねぇよ?」





『結衣ちゃんは明日俺が誘うから羽衣ちゃんに聞いといて!!じゃ、またあとでメッセ送ってなーばいばーい』





プツッと電話が切られ俺は深いため息をついた。





仕方ない、羽衣に聞きに行くか。