「……私からは二つだけ。
 1、同居及び二人暮らしについては先生と結衣と沙耶と美紀と駿くん以外には言わないこと。これは絶対守って!
 2、部屋の掃除、洗濯、料理は私がやるからせめてお風呂掃除は朝陽がやる」




「はあ?ふざけんな。2は同意できない。風呂掃除もお前がやりゃいいだろ?」





「……そんなこと言う人にはご飯作ってあげないよ?」





「チッ」





よっしゃ!!





「さっそくだけど今日の夜ご飯何がいい?昨日買い物行ったばかりだから基本何でも食べられるよ!」





私はリビングのテーブルに置いてあったエプロンを着た。





「……ハンバーグ」





「また!?ほんと朝陽ってハンバーグ好きだよね!」





「うっせーな。俺勉強してくる。できたら呼べよ」





朝陽は自分の部屋にいってしまった。





「朝陽のばーか」





本人に聞こえない程度の声で呟いた私は料理を始めた。