「私……朝陽には隠し事できないんだよね……」




お父さんのことに対しての後悔で頭がいっぱいになり涙が出そうになったのを唇をかみしめて阻止した。




「お前が泣いてんの、久しぶりだな」





朝陽が私の頭をポンッとする。





「何言ってんの?私泣いてな……っ」





頬に一筋の涙が垂れ、言葉を失った。






「ため込んで爆発すんの得意だなお前」






少し微笑んだ朝陽は私の背中をさすってくれて。






「中二の時も……」






あ……まだ覚えてたんだ……