「いいのかよ!?池上。
俺は、そんなのおかしいと思う。
左利きだからお前ら付き合えたんじゃないのか?
俺は、右利きだからお前らの気持ちは、
分からないけど
そんな理由で近づけるなら左利きになりたかった」
柏木さんは、切なそうに言ってくる。
彼の言葉は、正論だ。
私達は、それをきっかけに付き合いだした。
なのに……自分で否定をするなんて
自分が恥ずかしくなってくる。
そうしたら池上さんは、
ポンポンと頭を撫でてくれる。
「池上さん……」
「君が俺のことを考えてくれてるのは、
分かっているから。後は、俺に任せてくれ」
ニコッと微笑んで言ってくれた。
私を気遣ってくれてるのが分かる。
「………はい。」
私は、これ以上言葉が出ず
しゅんと落ち込んでしまう。



