???Side

ガチャン。

「ん?開いてる。いつも硬くて開けるの面倒なのに。(ボソッ」

「どーしたの虹?」

「いや、何でもねー。行くぞ。」

俺等は泉龍の幹部。
周りではチヤホヤされてる。
そういうの嫌いだ。

「いっちばんのり!!」

「うるさいな。少しは黙れない?双子の弟として思うよ。僕は寝るから。」

「ホイホーイ!えっ?ちょっと。俺二番乗りじゃーん!」

「何言ってッ!」

そこには、すげー可愛くて、綺麗で、何故か強さに溢れてる。そんなコイツに俺は目を奪われた。

「おい雄飛。いけるか?」

「名前さえわかれば。」

「無理か。おいお前ら。倉庫行くぞ。この女は置いておけ。」

「ねぇ。連れて行かないの?なんでー?」

「拉致られたと勘違いするだろ。」

「虹のそういうとこ。総長らしくないよねー。」

「て言うかその言葉使いなんとかならねーの?」

「んー?無理。僕はこの喋り方が馴染んじゃった。」

あーもう。コイツ。次見つけたら、絶対姫に、する。

「翼。翔起こしていけ。」

「ほぉーい!翔。起きろー!」

その晩。俺がアイと再開?した事を誰も知らない。