1通り、上の階を見た。

怪しいといえば、亜紀の書斎位。
あまり見せてくれなかった。

一応場所は覚えた。

「奏。次は地下に行くよ。地下にはね、僕達の会社の重要な資料が保管されてるんだ。奏にも、見せてあげるよ。」

「ええ。ありがとう。これで、連携も上手く行くわ。」

「そうだね。さっ。少し目を閉じて。」

言われるままに目を閉じた。
カツンカツンと靴の音だけが響いた。




重々しい扉の音がした。

「亜紀。もういいかしら?」

「うんいいよ!」

目を開けた。そこには。。。

薬物。多分大麻であろう物が沢山育てられていた。

「あ、亜紀。これは?」

「大麻だよ。スー。はぁ、いい香りだろう?まぁ、刺激が強いかもしれないからマスクどうぞ。」

「ありがとう。」

まぁ、マスクしなくても、抗体になってるはずだからね。
実は予防策もうとってます。

「ねぇ。そろそろ寝たいのだけれどいい?」

「あ、ごめんね。疲れたよね。奏。君は綺麗なままでいいんだよ。それじゃあ、上に戻って寝ようか。」

そこから。部屋に戻った。
瑠羅さんに今日の事を言った。

「そうでしたか。警察を呼びます。それとこれ。盗聴器がありました。もう潰しましたけど。」

「ありがとう。寝るね。おやすみなさい。」

その日。長い長い1日が終わった。


この日。私は、自分を消した。