虹Side


さっき電話がなった。

本当は奏の横に居たかったけど、雄飛の電話だ。

きっと、重要な事だ。

「なんだよ。今、奇襲中。」

『それどころじゃねーよ!奏さん。殺されるかもしれね。今日じゃないかもしれないけど、拉致される可能性がある。』

「どーゆーことだよ。」

『奴は空手、合気道、柔道。全て有段者。奏さんを殺すのに、拉致るのに、そう時間はかからないだろう。俺はこっからそこのセキュリティを全部作動させる。奏さんを安全な所へ。』

「分かった。セキュリティは任せた。華本にも協力してもらえ。」

『分かった。』

くっそ。奏。お前は、大丈夫だよな。

死なないよな。





離れて行かないよな。