中学に上がって、私は、経済を学び始めた。

株価とかも分かってきたし、皆よりも頭は良かった。

先生も媚売ってきて、女は嫉妬の嵐。

「奏。今日は、うちに来ないか?」

「あ、亜紀。行くわ。少し話したい事があるの。」

この時はもう、感情の7割は失ってた。

キィーバタン。

「変わらないね。亜紀の部屋。」

「奏は変わったけどね。前はそんなに暗くなかったのに。僕寂しいよ。」

「ごめんね。」

「いつでも味方だからね。僕は裏切らないから。」

「うん。亜紀は親友ね。」

「なら、恋人になろっか。」

そして、ベットに押し倒されて、ヤった。

「亜紀!痛いよ!痛いよ!」

「暴れないで。力を抜いて。今、1つになるんだから。」

「あああああああ!」

私は、叫んだ。

亜紀に裏切られた悲しみと、憎しみと、信じられないぐらいの痛みで。

それ以来、私は、亜紀の人形として一年を過ごした。

学校でも、亜紀の気まぐれでヤって、時にはゴムも無しでやった事がある。

本当に、辛かった。

だから、引っ越した。
そして、舞美に会って、感情を貰った。

亜紀に開放されて嬉しかったから、とにかく喧嘩した。

強く強く強く。そう思って喧嘩に明け暮れた。

でも、成績は落とさなかったから、ここに来る前には、桜木原学園。一番の所ね。
そこに行ってたけど、飽きたからここに来た。

奏過去SideEND