「亜紀!一緒に学校に行こう!」

「いいよ。奏。」

小学校に五年生までは、亜紀と、一緒に登校していた。

「あんた!顔がいいからって亜紀君を取らないでよ!」

三人のうちの一人が泣きながら言ってきた。

「真彩は亜紀君の事が好きなのよ?それを知っててわざとやってるの。知ってるのよ。」

「そんなの知らない。亜紀が好きとか初めて聞いた。私と亜紀は付き合ってないし、好きでもないよ。恋愛なんて知らないし。」

ドンッ!

「そんな言い訳聞きたくない!行こ!皆。」

男が寄ってきて、その度にイジメられた。

なら、強くなって、近寄らせなければいい。

そう心に決めて、亜紀とは関わらなくなった。