支那さんのおかげで5分前に着いた。
時計の所で虹を見た。
目立つ!
だって!女の子に囲まれて逆ナンされてるんだよ!

殺るぞ。

「おにーさん!そこのカフェでお茶しませんかぁ?」

「いっしょにぃ、イきましょぉよ!」

ん?行くのいが可笑しかったような?
これは止めに入るか。

「虹。お待たせ。」

それだけ言ったら虹が、私を引き寄せて、

「ごめん。これからデートだから。」

すると女の人達は、「負けたわ。」と言って去っていった。

「何が負けたのかしら?」

「さぁ。行くぞ。後お前。可愛い。」

きっと私の顔は赤いよね。

「あっ、虹。このケーキバイキング。うちのママが主催だからさ、ママもパパも来るよ。」

「そうか。それで?」

私は、婚約者の事を話した。

「ふーん。まぁ、いいんじゃないか?どうせ結婚するだろ?」

「なっ、、、!!!」

「ん?違うのか?」

「ち、違わないです。」

こういう事をサラッと言う虹が、好き。
大好き。でも、まだ。

事が済んでから。

「着いたぞ。行けるか?俺がエスコートする。」

「うん。」

今回はパーティーとかじゃないから、皆、思い思いの服を来ていたけど、派手じゃなくて、落ち着いた色を来ていた。

虹は、駅では私服。
ホテルでスーツに着替えるらしい。
何故って?

知らない。

「じゃあ着替えてくるから会場に行っててくれ。」

「うん。」

私は、最上階のレストランに行った。
ここが会場か。

「いらっしゃいませ。パートナーの方はいらっしゃいますか?」

「私は、間部グループの者です。パートナーは着替えに行っています。入れてもらえませんか?」

「間部奏様。お待ちしておりました。どうぞ中にお入りください。しばらくは他の参加者とお話してみてはいかがでしょうか?」

「ありがとう。」

あぁぁぁぁあ!緊張した。
知らない人と喋るの苦手だーーー!無愛想になっちゃう。

でも、中に入ったら有名な芸能人や社長。それに。

奴もいた。

するとある人が近づいてきて、

「御機嫌よう。間部様。私、神澤家次期当主の神澤友理奈と言います。」

そう名乗った、友理奈さんの隣には夫の方と双子の男女がいた。

「神澤家ってあの陰陽師の所のですか?」

「はい。私、最近結婚しまして、ちゃんとした名前は柚葉友理奈なのですが、活動する時は神澤と名乗っています。この子達は、私の、子供です。自己紹介して。」

すると男の子の方が、
「俺、柚葉真護。7歳。」

女の子の方も続けて
「私は、柚葉水琴です。真護と同じ7歳です。」

「真護君と水琴ちゃんね。よろしくね。」

「では、またお話しましょう。あっ、連絡先交換しませんか?」」

「いいんですか友理奈さん。」

「喜んで!」

ピピッと交換して友理奈さんと別れた。
いい人!