私が虹と付き合った事を言ったら、皆、喜んでくれた。

翔も少し寂しそうだったけど笑ってくれた。

「これで、しばらくは、泉龍も安泰だね。」

「そーだな!冬斗。お前マジで女装やめろよ。」

「やだよ。翔もなんか言ってよー!」

「嫌だ。もう、飛行機の時間。行くよ。」

「虹。翔。機嫌良さそうですね。」

「あぁ。ほら、行くぞ。」

そう言って、さり気なく、荷物持ってくれた。

「虹。ありがとう!」

「いーえ。」

なんか、付き合ってから虹が、100倍優しくなった気がする。

「何が100倍だって(黒笑」

「ひっ!なんで。」

「声に出てる。」

撤回。100倍ドSになってます。

「どーでもいいけど、早く行くぞ。」

私達は、SAL(シャル)のファーストクラスに乗った。
勿論、私と虹のこね。

「んー!やっぱりファーストクラスだねー。」

「あぁ。」

ファーストクラスの中でも、一番高い。
二人部屋。

「ねー。奏。お前の過去が本当なら、お前、触れられるの駄目か?」

ここから東京まで約3時間。

あると言っても過言じゃない。

「うん。でも、キスならいいよ。やっぱりまだ。苦手。」

「そうか。俺は、お前に合わせるから。」

チュッ。

最初の軽めのキスから、深く、深く溺れるようなキス。

「んっ、あっ。」

私の声。ヤバイ。

!?

虹!さっき合わせるって。

虹が、服の中に手を入れてきて。
でも、嫌じゃない。

「あっ、んん!」

ぱっ!

「あっごめん。歯止めが効かなくなりそうだった。」

「ううん。嫌じゃない。でも、まだお互いの事あんまり知らない。だから、身体の関係になるのは良くない。」

「そうか。ごめんな。色々焦った。」

私は、首を横に振ると軽くキスをした。

「バカ。」

そして、少し会社の事とか、これからの連携の話をして東京に着いた。