私の、正体を明かしてから、1週間後。
私達は今、沖縄に来ています。

「凄いね。青いね!雄飛君!」

「そうですね。舞美。はしゃぎ過ぎはダメですよ。ナンパはついていっちゃダメですよ。」

お気づきかもしれないけど、この二人。
付き合っています。なんだね。私も恋に気付いてないのにー!

「うん!泳ご!雄飛君!」

そんなラブラブな二人を除けて\(^ω^\)

「おい。泳ぐぞ奏。」

「奏ちゃん!泳ごー♡」

「奏!泳ぐぞおおおおお!」

「俺は寝てるから。」

皆、通常運転だね。

「ごめん。私かき氷食べるから後でね。」

「んじゃ、買ってきてやるよ。何味だ?」

「んー。宇治金時。」

「ババぁかよ(ボソッ。いいぞ。俺も買お。お前ら先行ってくれ。」

「はぁい!」

「分かった!」

いやぁ、ありがたいね。


虹がかき氷買ってくるのを待っていると、

「おねぇさん。可愛いね。俺等と一緒に遊ばない?」

「あっ、えっと、友達待ってるので。」

「じゃあさ、じゃあさ、そのお友達も一緒にさどう?」

「すいません。行けません。」

訳の分からない輩を適当にあしらって、困っているところで。

「おい。こいつ、俺の女。」

ナイスタイミング虹!

「くっそ、男連れかよ。」

変な奴は悔しそうに去っていった。

「ありがとう虹。」

「いいんだよ。別に。ほら宇治金時。」

「わぁ!ありがとう!あっ、お金。」

「いい。奢り。隣、いいか?」

「うん。」

いただきまーす。
シャリ
うーん!この抹茶のほろ苦さと白玉と小豆の甘さ最高!
あっ、でも、虹の、苺ミルクも美味しそうだなぁ。

「ん?なんだよ?欲しいのか?」

「へっ、あ、うん。1口貰っていいかな?」

「いいぞ。そのかわり、お前のも一口な。」

「うん。」

味が混ざったら嫌だから虹のスプーンを借りて、
シャリ
美味しぃ!

「こいつ気付いてないな(ボソッ。」

「んー?なんか言った?あっ、虹も一口だよね。はい!」

「ん。サンキュ。」

周りから見たら、バカップルだろうとは気づかず、シャキシャキとかき氷を食べ続けて、、、
キーン
あぁ!痛い。
いた。