ガチャ

「ただいまー。」

「おかえりーー!どうだったー?」

「舞美。もぅ嫌。また、イジメられる。」

「またぁ!大丈夫よ。後の敵は教師だけよ。数学の女教師うざいと思わない?」

「舞美ちゃん!数学の先生嫌いなの?まぁ、自意識過剰な所あるしなー。」

「冬斗君。いきなり抱き着かないでよ。」

まぁ。可愛いこと。困ってる顔可愛い!

「奏ちゃんも嫌いなの?ちょっと困らせちゃう?」

「そうする?あの人、どっかの会社の社長令嬢らしいわ。」

「んー?それなら落とすのは奏ちゃんじゃない?」

「今の私にそこまで権力はない。けど、人を馬鹿にして、人にはなをかけているのは
嫌なのよ。自立してよね。社会人にもなって。私も成人したらちゃんと、社長継ぐつもりだし。」

「虹もだよね♪」

冬斗君が可愛く言う。なんで男の子なんだろう。

「あっ、そういえば、今日、翼は?」

「風邪。昨日の夜。雨降ったでしょ?それで。翔も早退。いやー。双子だね。」

「静かでいいねー。」

「うん。虹。今日、お披露目会でしょ?」

「あぁ。そのつもりだ。倉庫に寄るだろ?」

「そのつもりだけど。舞美もよね。」

「うん!あっ、雄飛君いるかな?」

「あぁ。アイツ、今、図書室で№2のセキュリティハッキングしてる。」

「そうなの?私がやるのにー!よーし。行ってくる。」

「うん。虹。こうなったら舞美は止められないからね(コソッ」

コクン。虹頷いた。
「私。教室、帰るけど、冬斗君と虹。どうする?」

「んー?数学かー。いくー!虹は?」

「俺も。」

私達三人は、数学に出た。