屋上にあいつ等はいた。


「ねぇ。素性。バレてないかな。」

「奏。大丈夫だと思うよ。ピアス、目立たないし。」

やっぱりそうか。
疑惑が確信に変わった。

「おい。間部。華本。倉庫に来い。」

驚いた顔してやがる。

「な、何言ってんの。」

「倉庫に来い。翔と俺以外は先に向かった。確認したい事もある。」

「確認したい事?」

「あぁ。来てくれるか。」

「どうする?奏。」

「私は行こう。舞美も来るでしょう?」

「行くわよ。奏を一人にする訳無いじゃない!」

よし。

「行くぞ。翔は華本乗せてやれ。」

「分かった。舞美さん。行こう。」

「うん。」

必ず秘密。暴いてやるよ。

虹SideEND