夜7時。

深くフードを被って、耳には蒼いピアス。
そんな怪しげな奴は、

そう。私です。
紅いピアスは舞美。

今からお仕事です。


「行くよ。華音。」

「Let's Go!染音。」

今日は、パトロールだけど、頼まれたら族を潰します。

縄張りが№2。鬼龍の縄張りの中に入ってきた。

この辺治安悪いからよく見ないと。


と、思った矢先。

「やめてください!痛っ。」

「早く来いよ。気持良くしてやるよ。」


あー。見てらんない。

「やめなさい。」

「あっ?なんだよ。」

「悪の音が聞こえたから、」

「光の音にしてあげる。」

「「音神の名にかけて。」」

ドカッ。バキッ。ガンッ。

「闇を改めなさい。」

「あ、あの!ありがとうございます。」

「もう。暗い時に歩かないようにね。」

「はい。」

私達の仕事はこんな感じ。

でもこれを見られているとはね。